錫に浮かぶ中世の世界。メタルエンボッシング体験をペアで

■中世ヨーロッパのメタルエンボッシングを文京区で メタルエンボッシングアートとは、柔らかな錫の板に専用の道具や木槌などを使って凹凸をつけ、様々なデザインを“浮き彫り”するクラフトのこと。中世ヨーロッパでキリスト教の聖人などを描いた「イコン」に用いられていたものが時を経て海を渡り、現代アートへと発展していきました。 古代ローマ帝国時代には既にあったとされるこの技法を使い、誰でも簡単にアート作品を作れるのが、文京区の工房「石彩」でのペア体験です。 ■柔らかい錫のシートに凹凸を施すアート 使うのは、0.2㎜程度の柔らかい錫（すず）のシート。下絵をトレースした後、ニードルのような専用器具で、裏側からエンボッシング（押し出し）し、絵柄を浮き彫りしていきます。 下絵をなぞるように押し出すだけなのでやりやすく、力もほとんどいらないため、女性や子供でも簡単にできるのが魅力。そんな凹凸加工を根気よく続けると、表側に立体的な花や生物が浮かび上がります。 手触り感と高級感がある作品は、アクセサリーとして使うのはもちろん、手鏡やキャニスター、フレーム、名刺入れなどに貼っても素敵です。 ■技能認定者のもとで、手ぶらで学べる 石彩は、文京区にあるジュエリークラフト工房。メタルエンボッシングに必要な道具はすべて揃っているので、手ぶらでお越しください。 講師はメタルエンボッシング協会の技能認定者であると同時に、日本ジュエリー協会ジュエリーコーディネーターでもあるため、「ブローチや鏡にしたい」「もっと高度な技術を学びたい」などの相談にも親身に応えてくれます。 小さなお子様であれば、錫をトントンと木槌で叩いて槌目を付けるだけでも、味わいのある紋様などが作れます。ぜひ一緒にクラフト体験を楽しみましょう。